SAPのERP導入プロジェクトにおいて、海外企業(親会社)の日本法人へのローカライズに強みを持ち多くの導入実績を残している弊社「ERP東浜(ERP TOHAMA)」の事例をご紹介します。
今回ご紹介する企業様は本社(親会社)をアメリカに持ち、日本でも事業を展開されている日本法人へのSAPのローカライズ導入の事例です。
プロジェクトのスケジュール・導入機能や開発、成果まで詳細をご確認ください。
SAPを導入した企業
今回ご紹介する導入事例は、アメリカに本社を置く大手食品系サプライヤー企業様です。
食品業界で長い歴史を持つ有数企業であり、世界トップクラスのシェアを持つ企業の一つとして、日本でも事業を展開されています。
今回、日本法人と米国親会社とのシステム連携の改善、業務効率化などを目的として、日本のSAPシステムのローカライゼーションプロジェクトをご依頼頂きました。
導入時期・スケジュール
導入プロジェクトは2020年に開始され、約10ヶ月間の期間で大きなトラブル、障害・バグの発生もなく、Go Liveまで進行させることができました。
スムーズな導入の成功から、2024年現在も大きなトラブルも無く、限られた運用対応を継続してERP東浜でサポートさせて頂いています。
SAP導入前の課題
米国の親会社でSAPを利用していた一方で、日本法人では異なるシステムを利用していました。
米国と日本との間の情報共有、データ連携がうまくいっていおらず、日本法人へ親会社と同様にSAPを導入することになった背景がありました。
導入対象機能・スコープ
財務会計、ロジスティックス、販売、購買の標準機能を導入しました。
追加のアドオン開発は、日本の商流に合わせる必要がある、請求書フォームの書式・言語・銀行情報などの調整といった、限定的なスコープにだけ発生しました。
SAP導入の成果
導入タイムライン、導入後の運用ともにスムーズに進行し、お客様から高い評価を頂いています。
財務会計の一部業務については、米国親会社とのデータ連携周りなどをこれまでExcelでのマニュアル作業での対応であったものを、SAP機能で対応できるようになりました。
結果として残業時間・コストの削減といった定量的な成果にも繋がっています。
また、当初の課題であった米国親会社とのデータ連携も繋がり、データのグローバルでの見える化も実現しました。
SAP導入・コンサルティング費用
今回の約10ヶ月間でのSAP導入では、約10名のコンサルタントと開発者リソースで対応させて頂き、約1億2,000万円ほどの導入・コンサルティング費用となっています。
■SAP導入事例サマリー
業界・企業 | 大手食品系サプライヤー企業 |
導入時期・スケジュール | 2020年・10ヶ月間 |
導入機能・スコープ | 財務会計、ロジスティックス、販売、購買 |
主要目的 | 日本へのローカライゼーション |
導入成果 | グローバルなデータの見える化 会計業務の効率化 |
導入費用 | 約1億2,000万円 |
ERP東浜は、ローカライゼーション機能に焦点をあてたSAP導入プロジェクトなどのご相談を承っております。
今回ご紹介した導入事例以外にも多くの実績がございますので、SAP導入事例の詳細、プロジェクトのご相談、弊社についてなどお気軽にお問合せください。